私自身、これまで鉄鋼業界に身を置いて、今年で42年目になります。
最初の32年間はJFEスチール㈱の中の製鋼部門、冷延部門に籍を置き、まさに鉄づくりのど真ん中の業務に携わり、非常に充実した日々を送りました。
その後、JFE物流グループに移籍したのですが、JFEスチール㈱時代にはわからなかった物流という仕事の大切さというものを今実感しています。
鉄づくりというのは高炉から転炉、熱延あるいは厚板、冷延という風に色んな工程を経て作られていくのですが、各工程で物を運ぶ役割、出来上がった製品の裏で発生するスクラップの回収・加工を行ってリサイクルしたり、工場が操業するにおいて排出されるダスト、スラッジの回収、清掃処理などこうした裏方の仕事が製鉄所を支えている、という事を非常に実感している10年間です。
ですから、製鉄所を支えいているという意味でJFE瀬戸内物流の社員には当然それだけの大きなプライドをもって仕事、業務を楽しんでもらいたいという風に思っています。